スズキメソードとは?


(社)才能教育研究会は、“どの子も育つ、育て方ひとつ”という「母国語の教育法」の理念に基づき、ヴァイオリンピアノチェロフルートなどを中心に幼児からの音楽教育を行っている、ユニークな教育団体です。この「才能教育」は、当研究会創始者・鈴木鎮一にちなんだ「スズキ・メソード」の名で、国内はもとより広く世界に普及し、単なる音楽教育の域を越えた人間教育として注目を集めております。

鈴木鎮一氏は、1930年代から、江藤俊哉豊田耕兒 氏などの優れたバイオリニストを育てましたが、 それらの経験を踏まえ、1946年(昭和21年)、長野県松本市に「松本音楽院」を設立しました。 これが才能教育研究会の出発点です。以後、鈴木鎮一とその賛同者の努力により「才能教育」は 次第にその理解者の輪を拡げ、1950年(昭和25年)には文部省から社団法人の認可を得て、 社団法人才能教育研究会として今日に至っております。

現在、国内においては、3〜10歳を中心に約2万人 の子供たちが、約1400名の先生の指導の下、 全国各地の教室でヴァイオリン、ピアノ、チェロ、 フルートなどのレッスンを受けております。 一度ヴァイオリンを手にしたことのある人なら、きっとスズキ・メソードの教則本を記憶しているでしょう。
また、海外においても、スズキ・チルドレンはその数を増やしております。
世界38ヶ国、特に米国では、 30万人にのぼる子供たちが「スズキ・メソード」によりヴァイオリンやピアノ、チェロ、フルートなどを習っています。 日本では未だに一種の天才教育と誤解されがちな「才能教育」は、むしろ海外で正しく理解されていると いえるでしょう。

「才能教育」は、決して英才教育ではありません。すべての子供たちが等しく持っている能力をバイオリンや ピアノなどの音楽教育を通じて、一人の落伍者も出さずにどう伸ばしていくか、そして高い感覚・美しい心を どう育んでいくか、という人間教育そのものです。
その基本にあるものは、
(1)すべての子供は誰でも育て方ひとつで高い能力を発揮する。
(2) その為には、母親がわが子に言葉を教える時の、愛情と言葉 の繰り返しの教育法を用いればよい、 という発想です。このため「才能教育」は“母国語の教育法” とも呼ばれています。

目的とするところは、このように幼児期に心豊かな土台を作ってやることにより、 この子供たちが大人になったときに、文明が大切な命や文化遺産を破壊していくような社会ではなく、 全世界の人たちが国を越えて平和に、幸せに生活できる社会の一員となることです。

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