鈴木慎一先生の言葉


鈴木 鎮一先生”どの子にも無限の可能性がある”
昔から「三つ児の魂百まで」と申されますが、この幼児期に人間形成の七割まで既に出来上ってしまうということを、最近の大脳生理学が証明しています。つまりこの幼少の時代に、知恵も能力(才能)も、そして性格まで作り上げられてしまうということです。
この一生の基礎をつくる大事な時期に、あなたの子供さん、或いはお孫さんがいられるわけです。今のうちに苗を立派に育てないで、大きな美しい花も、実も期待できないでしょう。

私が才能教育運動を起こした理由は二つあります。
 一つは、脳に欠陥のない限りどの子も立派に母国語をしゃべっているという事実です。生まれて僅か四、五才で二千語近い単語と、しかも複雑な構成をもつ言葉をどの子も自由自在にしゃべっている驚くべき能力に気がついたからです。そこで、言葉と同じような教育法を私の専門であるバイオリンで実験してみたのでした。その結果どの子も立派に育ってくれました。私は三十数年の実験の結果、「どの子も育つ、育て方ひとつ」だということがはっきりしたのです。

 そして第二は、大昔から人類が犯してきた最も大きな誤まりは、能力の優劣を生まれつきのせいだと考え、その育った結果をみて、素質があった為だとか、素質がなかった為だとか、遺伝のせいだとかとばかり信じてきたことです。これは間違っていたのです。私が皆さんに訴えたいことは、「子供の運命は親の手にあり」ということです。どうか生まれた日から肉体の発育と平行して知能と美しい心と内なる力を育てていただきたいのです。幼児は生命活動によって環境にあるものは善悪に関係なく何事でも吸収し、身につけますので親の理解がとても大切だと思います。

(社)才能教育研究会 前会長 鈴木鎮一

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